音楽スタジオの利用方法・スタジオ機材の使い方
川越のギター教室、DiGGERS(ディガーズ)ギター教室、講師の横山です。
今回は音楽スタジオ(リハーサルスタジオとも言う)の利用方法と、スタジオ内のアンプや音響機器の使い方を解説します。
音楽スタジオを利用したことがない方にとっては、少し怖い印象があるかもしれませんが、決してそんなことは無く誰でも利用できる練習場所です。スタジオのスタッフの方も親切に対応してくれます。
音楽スタジオで出来ること
1、練習やリハーサル
音楽スタジオは楽器の練習やライブ等に向けてバンド演奏の確認(リハーサル)をするところです。
私の知る限りですが、一人で個人練習をする方も沢山います。家では練習が難しいギターアンプでの練習や弾き語りの練習、ドラムや管楽器など生音の大きい楽器の練習をされる方が多い印象です。
2、楽器をレンタルする
ギターやその他の楽器を持ってない方は、レンタルが可能です。学校や仕事帰りも、ギターをレンタルすれば手ぶらでスタジオ練習が出来ます。
3、ギタリストは音作り
エレキギターはアンプやエフェクターを含めて一つの楽器です。自分で良い音を見つけるためにも積極的にスタジオを活用しましょう。
スタジオの構造
一般的な音楽スタジオの基本構造は、練習が出来る個室が数部屋(スタジオルーム)あり、各スタジオ内には、ギターアンプ、ベースアンプ、ドラムセット、音響機材が揃っています。カラオケボックスの個室をイメージするといいかもしれません。
スタジオの扉
各スタジオの扉は防音の為に2重になっています。この扉は少し重いので、小さい子どもや女性は気をつける必要があります。
音楽スタジオの予約方法
予約方法は電話やインターネットの予約を使います。もちろん、スタジオで直接予約を取ることも出来ます。
電話では、「スタジオの予約をお願いします」と言えば、スタジオスタッフから、希望の日程を聞かれるので、あらかじめ決めておくと良いでしょう。
先に予定が埋まっていたら、諦めるか日時の変更かキャンセル待ちになります。
予約の際には、名前と電話番号を伝えます。万が一、都合が悪くなりキャンセルする場合は、速やかに連絡しましょう。キャンセル料については予め確認してください。
最近では、インターネットを通じて予約を取れるスタジオも多くなりました。 ネット予約では、個人情報を記載する事がほとんどですので、特に未成年者は気をつけて予約しましょう。
個人練習の予約の注意点
一人でスタジオ利用する際の予約については、少し気をつける点があります。
個人練習の予約は「前日、または当日のみ受付」というスタジオが多くあります。
つまり、利用希望予定の「前日か当日」にしか予約が取れないということです。
仕方がないことですが、個人練習(2名までとしているスタジオが多い)の利用料より、バンド練習(3名以上)の利用料が高いので、先に個人練習で予約を入れてしまうと、スタジオ側は利益を失うことになります。
※当スクールが提携させていただいている、川越STUDIO CHIKOはEst、Fstは1カ月以内の個人練習の予約が可能です。
スタジオのキャンセルについて
早めにキャンセルが分かれば、キャンセルの料金を払わずに済みますが、3日前や前日、当日のキャンセルでは、予約分の料金を支払う必要があります。
※キャンセル料金の規約は各音楽スタジオで変わります。事前に確認しておきましょう。
スタジオ練習の当日
スタジオには、予約を取った日時の10分程前に着くと、少し余裕を持ってスタジオに入ることが出来ます。
スタジオに着いたら、受付で「◯◯時から予約している◯◯(予約した名前)です」と伝えれば、スタッフの方が説明などをしてくれます。
スタッフに指示されるまでは、待機所で待ちましょう。
時間ギリギリにスタジオに入ろうとすると、それまでスタジオに入っていた前の予約の方との入れ替わりに時間がかかる可能性があります。
スタジオのスタッフも入れ替え時間には、作業を行う必要があるので、出来るだけ余裕を持って利用しましょう。
スタジオの練習が終わったら
決められた予約時間ギリギリではなく、10分程前には片付け作業に入り、5分前には入れ替えが作業が出来るように行動しましょう。
部屋の中に終了を知らせるランプ等を設置してあるスタジオも多くあります。
帰る前に精算(料金の支払い)を行います。ほとんどのスタジオが1時間や30分単位の料金体系になっています。人数やスタジオの大きさによって料金が変わることがあるので事前に確認しておきましょう。
個人練習の1~2名までは1時間で1人につき¥500前後で利用できる。
帰る際には、スタッフに「ありがとうございました」や、「お疲れ様でした」と一言、声をかけて帰りましょう。
スタジオの音響機材の使い方
スタジオの音響機材を使えば、スタジオ内のスピーカーから様々な音を出すことが出来ます。スタジオに慣れてきたら活用しましょう。
1、マイク
スタジオ内のミキサーと言われる機材に接続して使用します。マイクはレンタルが出来ますが、持ち込むことも可能。
2、エレアコやキーボード(電子ピアノ、シンセサイザーなど)
アコースティックギターにマイクがついているエレアコも、ミキサーに繋ぐことが一般的です。
3、音楽を流す
ほとんどのミキサーにはスマホや音楽プレイヤーを接続できます。
これで音源やメトロノーム(スマホのアプリもある)を流しながら、練習をすることが出来ます。
ミキサーなど音響システムの取り扱いはやや複雑です。取扱には十分注意してください。
使用を終えたら元に戻しましょう。使い方が分からなければ、スタッフに尋ねてください。間違った使い方で「機材を壊す」、「急に大音量が出る」、「感電する」など事故になる可能性があります。
練習には譜面台を活用
ほとんどのスタジオで無料でレンタル出来、譜面台があれば、楽譜(スコア、譜面)をみながら練習できる。
折り畳み式の譜面台の使い方には気をつけてください(実際に使ってみると意味が分かります)。
マナー
基本的なマナーです。怖がる必要はありませんが、守らないとスタッフの方に嫌な顔をされるかもしれません。
- 時間を守る
- 機材は乱暴に扱わない
- ボリュームを上げたまま、ケーブルを抜かない
- マイクを叩かない
- スタンド類を無理やり曲げない
- ケーブルを踏まない
- 飲み物を機材の近くに置かない
- 部屋の扉が開いているときに音を出さない
まとめ
楽器の練習において、「しっかり音を出す」ことは、非常に大切です。
例えばライブの場合は大きな音で演奏することがほとんどですが、小さい音で「なんとなく弾けている」状態で慣れてしまうと本番では悲惨なことになるでしょう。
つまり、いかに「本番に近い環境で練習できるか」が上達への近道となります。
スタジオには定期的に入って練習することをオススメします。
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