ギター初心者がまず覚えるべきコード12個
川越のギター教室、DiGGERS(ディガーズ)ギター教室、講師の横山です。
今回は、ギター初心者がまず覚えるべきコード12個を難易度順にご紹介します。
Level5のコードが弾ける頃には「ギターの伴奏(歌や演奏者に対して補助的に演奏すること)」が出来るようになります。歌うことが出来れば「弾き語り」が出来るようになります。
コードを押さえることは、ギターを触ったことのない人には難しく感じることもあると思います。
一般的には利き手ではない手(右利きの場合は左手)でコードを押さえるので、ますます指が自由に動きません。特に薬指と小指を使ったコードが押さえにくいでしょう。
押さえられるようになるには個人差がありますが、必ず出来るようになります。
焦らず地道に練習しましょう。
目次
ストロークについて
ストロークとはコードで弦を弾く動作のことを指します。
6弦(太い弦側)から1弦側へ振り下ろす動作をダウンストローク、反対に1弦側から6弦側へ振り上げる動作をアップストロークと言います。一般的には利き手(右利きは右手)を使います。
ストロークにはピックを使うことをオススメします。
ここではストロークとピックの持ち方について説明はいたしませんが、これらは正しいフォームを身につけることが大切です。
Level 1 Em・E・Am・A
レベル1の4つのコード
Em(イーマイナー)
当教室のレッスンで初めてギターに触る方でも当日に弾くことが出来ます。
5弦2フレットを中指、4弦2フレットを薬指で押さえる。
5弦2フレットを人差し指、4弦2フレットを中指で押さえる方が簡単ですが、コードチェンジを考えると前者の押さえ方をお勧めします。
出来るだけ薬指が3弦に触れないように。
POINT しっかり指を立てて押さえる
E(イー・メジャー、略してイー)
Emコードに3弦1フレットの人差し指を加えるとEコードになります。Emが暗く聴こえるコードに対して、Eは明るく聴こえるコードです。
Am(エー・マイナー)
Eの指の押さえ方のまま細い弦側にずらすとAmを押さえることが出来ます。
図では6弦に×がついています。これは音を出さないマークですが、初めのうちは気にせず弾いてしまって大丈夫です。
POINT 細かいことは気にしない
A(エー・メジャー、略してエー)
4弦2フレット、3弦2フレット、2弦2フレットを上記のように押さえます。4弦2フレットを人差し指、3弦2フレットを中指、2弦2フレットを薬指で押さえることや、4弦から2弦の2フレットをすべて人差し指で押さえる場合もあります。
POINT 押さえ方は変わる場合もある
Level 2 C・Dm・D
レベル2からは、正しくフォームが出来ていないと「指が届かない」「音が鳴らない」などの問題が起こります。
C(シー・メジャー、略してシー)
手が大きいほうが有利ですが、手の小さい方でも綺麗に音を出すことは可能です。(幼児は無理です)
画像左のようにフレットに対して斜めに指を開くことが大切です。指は横よりも縦のほうが広がります。
また、指の先端ではなく側面で押さえるようします。
POINT 正しいフォームであれば、必ず押さえられます。
Dm(ディー・マイナー)
Dmと次のDは6弦と5弦は弾きません。6弦から1弦全てを弾くと音が濁(にご)るのがわかりますか?
出来るだけ4弦から1弦を弾くようにします。これらも初めから完璧に出来る必要はありません。
POINT 初めから完璧に出来る必要はありません。
D(ディー・メジャー、略してディー)
Level 3 G・B7
レベル3は指を大きく開く必要がある「G」と4本の指を使う「B7」です。難なく押さえられるようになるには1ヶ月以上掛かるかもしれません。
G(ジー・メジャー、ジー)
画像の押さえかた以外に、6弦3フレットを中指、5弦2フレットを人差し指、1弦3フレットを薬指(または小指)で押さえる方法もありますが、画像の押さえ方をオススメします。
POINT 小指を先に押さえてから薬指、中指と押さえると上手くいくかも
B7(ビー・セブン)
Gまで出来たかたは意外と簡単に押さえられるコードかもしれません。素早く押さえられるように練習してください。
Level 4 F・Bm
有名な「ギターの壁」のF、Bmなどのバレーコード。セーハとも言います。
多くの人がこのバレーコードで挫折するそうですが、挫折してしまう条件がいくつかあります。
F(バレーコード)で挫折する条件
- 完璧に音を出そうとしている
- 人差し指の力の入れ方を間違っている
- 人差し指の腹側の正面で押さえてしまっている
- 親指の使い方が間違っている
- そもそもが弾きづらいギター→ギターの選び方について「エレキの選び方」、「アコギの選び方」
POINT バレーコードについてはまた別の記事でまとめます。
F(エフ・メジャー、略してエフ)
Bm(ビー・マイナー)
Level 5 B
Fより難しい?B。
私が一番気を遣うコードはB♭(押さえ方は同じで1フレット左)です。
B(ビー・メジャー、略してビー)
Bを綺麗に鳴らすことは本当に難しいです。バレーコードで手首のひねりも必要なので、力が入りにくいコードです。
コードの押さえかたのコツ
フレットを押さえる指の爪は短く切りましょう。
フレットの近くでは軽い力で押さえることが出来、音がビリビリ(ビビるという)としてしまうことが無くなります。
指は寝かせてしまうと他の弦にふれて、触れた弦の音が消えてしまいます。指はしっかりと立てましょう。
手のひらのスペースを空けることも重要になります。
初心者の方はネックを握りこまないようにしましょう。
どうしても押さえられないときは簡易(省略)コード
実はプロでも省略したコードを多用します。必要の無い音であったり、体力を温存したりと理由は様々です。25年以上ギターを弾いていますが、特にバレーコードは「難しい」というより、「体力を使う」押さえ方だと感じます。
今までは指を立てることを言ってきましたが、弦に触れてしまうことを逆手に取って簡易コードとします。
Gはなんと指一本です。1弦は薬指の腹で軽く触れて音を消します。
左はパワーコードと言われる押さえ方です。エレキギターのロックなサウンドに用いられますが、Fコードの簡易コードとして使うこともできます。
BのパワーコードとBmの簡易コードです。Bmの簡易コードは押さえている所以外は音が出なくても大丈夫です。
※正確には右はBm7(ビーマイナーセブンス)。Bmの代用として使用。
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