ギターを弾きやすくする方法
ギターのお手入れ
《効果レベル ★》
基本的な事ですが、ギターを綺麗にしておくことが弾きやすくする一番簡単な方法です。
汗や手の垢などの汚れがついていると、ボディやネックがベタベタになり、スムーズな演奏が出来なくなってしまいます。
特に、ネックが汚れていると弾きづらさに関わります。ギターは日ごろからきれいにしておきましょう。
- ネック裏側
- 弦
- ボディ
- 指板(弦を外した時)
- フレット(弦を外した時)
ギターのお掃除グッズ
- ギタークロス
- クリーナー
- レモンオイル
クロスは古くなったTシャツ(綿100%)など目の細かい布なども代用できます。
クリーナーやレモンオイルはギターによっては塗装を痛めてしまう可能性があるので、注意しましょう。
練習のあともギタークロスなどで軽く全体を拭いておくと、ギター本体や弦の劣化を抑えます。
弦をツルツルにする
《効果レベル ★★》
弦は指が触れる部分なので、メンテナンスは非常に大切です。
演奏後はギタークロスなどで軽く拭いてあげることで、弦の寿命と弾きやすさを保つことが出来ます。
潤滑剤を使う
弾きやすさをアップさせるグッズの紹介です。
潤滑剤を一度使ってしまうと、これ無しではギターを弾けなくなるぐらい欠かせないアイテムになるかもしれません。スプレータイプもありますが、個人的には弦に塗るタイプのものが好みです。
※ネックやボディに液がついてしまうと、木を痛める可能性があるので注意しましょう。
弦を交換する
《効果レベル ★★★》
弾きづらい大きな原因の一つとして挙げられるのが、弦が古いことです。
ギターを買ってから交換していない!?なんてことはありませんか?指が痛いのは古い弦が原因かもしれませんよ!
弦交換はギターにとって必要な作業なので、自分で出来るようにしておきましょう。
細いゲージに変えてみる
細いものに交換すれば、コードなども押さえやすくなります。ただし弦が切れやすくなったり、音にコシがなくなるなどのデメリットもあります。
弦高(げんこう)の調整が不十分であったり、ネックが反っている状態では根本的な解決にはならないので、まずはそちらを確認しましょう。
エレキギターの弦高を調整する
《効果レベル ★★★》
弦高が低ければ弦を押さえる力は少なくなり、弾きやすくなります。ただ低すぎても楽器の良さが失われてたり、音の詰まりが起こることもあるのでバランスを見ながら調整する必要があります。
エレキギターのブリッジ部にあるサドルを調整します。
ストラト系で多いシンクロ・タイプ、レスポールなどのチューンオーマチック・タイプで調整の仕方が変わります。
弦高は、ブリッジだけでなくネックの状態やナット溝の深さも関係しますが、今回は簡単にできる調整法だけを紹介します。
シンクロ・タイプ
シンクロ・タイプではブリッジのサドルを六角レンチで調整。
チューンオーマチック・タイプ
ブリッジのサムナットを調整。
弦高の数値は弦の下部と12フレット(または17フレット)の上部との間の距離で2㎜前後で調整します。
詳細は省きますが、自分で弦高を変えていろいろと試してみましょう。
トラスロッドでネックを調整する
《効果レベル ★★★》
ほどんどのギターネックは木で出来ており)、そのため湿度などに影響を受けやすく「反り」が生じます。
反りを調整するために、エレキギターや一部のアコースティックギターではネックの中にトラスロッド(アジャスタブル・トラスロッド)が入っています。
レンチやドライバーを使い調整しますが、この時の回し方は「順反り」であれば右回りに、「逆反り」であれば左回りに回転させることで、反りを修正することができます。1回に回す角度は45度ぐらいにしておきましょう。不安な方はリペアマンにお任せしましょう。
エレキギターで弦高やネックの調整をした場合は、オクターブ調整を行うことをお勧めします。
フレットを磨く
《効果レベル ★★★》
フレットの掃除では落ちないくすみやサビを落とします。
手間はかかりますが、フレットの滑りがよくなり弾きやすくなります。
やり方は、コンパウンドやピカール、スチールウールなどでサッと磨くだけです。指板はマスキングテープ等で保護しないと、傷をつけてしまうので注意が必要です。
アコースティックギターの弦高を調整する
《効果レベル ★★★★》
一般的なアコースティックギターの弦高を調整するには、サドルの部分を低く「削る」必要があります。(上の画像では白い板状の部分)
失敗してもサドルの交換ができる可能性が高いので、自分で挑戦してみても良いですが、プロのリペアに出すことお勧めします。
その他
フレットのすり合わせ
何年もギターを弾いていると、フレットがでこぼこになったり、フレットの山が低く平らになってしまいます。ずっと弾いているギターでは気づきにくいですが、これらのフレットは弾きづらい状態と言えます。
でこぼこのフレットを削り均一な高さにして、元の山の状態に戻すことがフレットのすり合わせです。
フレットを削るわけですから、何度も行える処置では無く、フレットが減ってしまえば「フレット交換」になります。フレット交換は非常に手間のかかるリペアで、リペアショップなどにお願いすれば工賃も数万円と高く、安いギターが買えてしまう料金です。
プロにお任せ(オーバーホール)
ギターの調整をプロのリペアマンにお願いすれば、間違いなく弾きやすいギターとして生まれ変わります。
弾きやすいギターを買う
極論ですが、弾きやすいギターを買ってしまうのも解決策の一つです。
必ずしも高級なギターが「弾きやすいギター」ではありませんが、ある程度は比例するものと思って良いでしょう。自分に合ったギターをみつけて、一緒に成長できるといいですね。そしてメンテナンスもしっかりと行っていきましょう!
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