ギターの弾き語りをしてみよう

弾き語りをしてみよう

弾き語りとは

弾き語りとはコード演奏(伴奏)しながら歌うことを言います。
コードが演奏できる楽器が基本となるので、ギター以外にもピアノやウクレレなども弾き語りと言います。

アコースティックギターのイメージが強いですが、エレキギターでも問題ありません。(※アンプが必要)

ギターにとって弾き語りは得意な演奏スタイルであり、ピアノや他の楽器よりも比較的簡単に行うことができるので、初心者のコード練習にもなります。

ピアノの弾き語りはコードをたくさん覚える必要がありますが、ギターは10個ほどのコードフォーム(押さえ方)を覚えてしまえば、多くの曲の弾き語りが可能です。

弾き語りに便利なウェブサイト

ネット検索「曲名とコード」を調べれば、コードがついた歌詞が検索結果で出てきます。
有名な曲であれば確実にあるので、調べてみましょう。

カポタスト(Capotast、Capo)の使い方

カポタストの使い方

カポタストはギターのフレットに装着して使うもので、音を高くする以外で、コードを簡単に押さえるグッズでもあります。
上記の「弾き語りに便利なウェブサイト」ではカポをつけて演奏することでオリジナル曲と同じキー(歌の音の高さ)に設定されています。

例えばカポ(capo)3と表示されていればギターの3フレットにカポタストを装着し演奏します。

歌のキーを変える

歌のキーが高いと感じれば、カポを左にずらして(2フレットや1フレット)つけることでキーを下げることが出来ます。
男性の曲を女性が歌う場合はカポを右にすらして(4フレットや5フレット)取り付ければ、キーを上げることになります。
カポが必要の無い曲や大きくキーを変える場合は、このやり方は使えず、コードを変える必要があります。
※音楽理論が関わるので、説明は省きます。

弾き語りの難易度

弾き語りの難易度

弾き語りは演奏と歌を同時に行わなければならないので、ギター初心者には難しい奏法です。
最初はCDや動画などと一緒に合わせてコードを弾く練習をしましょう。

無意識にギターをジャカジャカと弾けるレベルにならないと、歌って弾く「弾き語り」は出来ません。
繰り返し練習をして慣れることが必要です。

ストローク奏法

コードはいろいろな種類の弾き方がありますが、ここでは初心者にもやりやすいストローク奏法での弾き語りについて簡単に説明します。

コードストローク

右手(利き手)でジャカジャカとかき鳴らす奏法です。親指の腹で弾いたり爪で弾いたりも出来ますが、ここではピックで弾くことを想定しています。

6弦(太い弦側)から1弦に振り下ろす動作がダウンストローク、1弦(細い弦側)から6弦に振り上げる動作をアップストロークです。

一番大切なことは、リズムを一定に保つことです。

ストロークパターン例

パターンが、全ての曲に合うわけではありません。コードも一例です。
下向きの赤い矢印はダウンストローク、上向きの矢印はアップストロークを示しています。

8ビートパターン1

8ビートパターン1

※音が出ます

8ビートパターン2

8ビートパターン2

※音が出ます

16ビートパターン

16ビートパターン1

※音が出ます

シャッフルパターン

シャッフルパターン

※音が出ます

歌と一緒に、弾き語り

コードストローク、コードチェンジに慣れてきたら、いよいよ弾き語りに挑戦です。

弾き語りは歌とギターを弾くタイミングをしっかりと把握しておくことが重要です。

譜面を載せていますが、歌とギターの関係性を見てもらうために載せています。
読める必要は無いので、参考としてみましょう。

弾き語り参考例「大きな古時計(一部)」 ※歌はガイドメロディで代用

  • ギターはジャンジャカと同じストロークの繰り返し。
  • ストロークの始まりは歌詞の「おおきな」の2つめの「お」から。
  • 適当なところでストロークに変化をつけて弾いています。

大きな古時計

※音が出ます

まとめ

弾き語りは基本一人で行うのもので、どのように演奏するかは演奏者の自由です。
速い曲を遅く弾いたり、その他にも弾き方を工夫してみましょう。

今は簡単にスマホで録音や録画ができるので、自分がどのように演奏しているのかチェックしてみましょう!

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